日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の20年度最終プロテストが21日から4日間、茨城・静ヒルズCC(6337ヤード、パー72)で行われる。

昨年実施予定だったが、コロナ禍で延期されたもので、2次テストを突破した選手ら105人が出場し、上位20位タイまでが合格となる。20日は公式練習が行われた。

ミレニアム世代の佐渡山理莉(21)はこの日、リモート会見に出席。19年に続く2度目の挑戦を前に「1年半、すごく待ち遠しかった。今は緊張と、どうなるのかっていうワクワクと半々です」と心境を語った。

前回テストは、ナショナルチームの仲間で同世代の西村優菜、安田祐香らと一緒に挑戦し、失敗。経験と実戦を求め、昨年1月には中国ツアーのQTを受けて突破したが、コロナ禍で外国人選手が受け入れられず、1試合も出場できなかった。「試合に出ていた生活が当たり前じゃないとわかり、感謝の気持ちが強くなった」。12月には同世代の古江彩佳に請われて全米女子オープンでキャディーを務めた。「世界のトッププレーヤーを間近で見られた。メジャーのコースセッティングも見ることができ、肌で感じないとわからないことをたくさん経験できた」という。

いよいよ再挑戦の時が来た。「古江彩佳ちゃんや西村優菜ちゃんとか、一緒に戦っていた人が頑張っている。自分も頑張んなきゃと思う。1年半、すごく濃い時間を送れたので、絶対に通って、来年はツアーに出たいです」。意欲満々だ。