首位から出た菊地絵理香(32=フリー)が、4バーディー、ノーボギーの68で回り、通算20アンダー、267で4年ぶり通算4勝目を挙げた。

2位の西郷真央に4打差をつけてスタート。開始の1番パー5でバーディーを奪い、その後も安定したゴルフを展開。西郷が4番から4連続バーディーで一時2差まで迫られたが、西郷が9番の池ポチャで自滅すると、11番パー4で3つ目のバーディーを奪い突き放し、最後は2打差で逃げ切った。

菊地の優勝は、17年のTポイント・レディース以来。ツアー最高額の賞金5400万円もゲットし、賞金ランクも25位から6位にアップ。19年12月に結婚したプロキャディーの新岡隆三郎氏が最終組で上田桃子のキャディーを務めており、夫の目の前でうれしい結婚後初勝利となった。2位には西郷が18アンダーで入った。8位から出た西村優菜が4つ伸ばし、11アンダーで3位。東京オリンピック(五輪)出場には優勝しかない古江彩佳は8アンダーの10位に終わり、五輪出場はならなかった。