19年大会優勝者でホステスプロの仲宗根澄香(29=Sky)が2アンダー、70で首位と2打差4位の好スタートを切った。

「ティーショットも悪くはないけど、少しラフに入る場面があったりして、後半はほとんどチャンスがなかったです」。後半インにバーディーがない、4バーディー、2ボギーの1日を振り返った。

プロ6、7年目となった20-21年シーズンはレギュラーツアーを主戦場に過去最高のパフォーマンスで、現在賞金ランク34位。初の賞金シードを確定的にしている。すでにステップアップに出る必要性はないのに、今大会出場を決めた。

「ホステスプロで、ディフェンディングチャンピオンの大会に臨む機会は今後もあるかどうか…。こういう時にしか知ることのできない自分を感じたい」。19年大会優勝を縁に、昨年3月に所属契約を結んでもらったSkyへの恩義。そこに出場することによる未体験のプレッシャーも、プロとして感じてみたい。

この日はSkyのイメージカラーでもある青を基調にウエアをまとめた。「全体にもう少しスコアが出るかなと思ったんですが…。そう思えば(70は)ぼちぼちですね」。前身大会の16年を含め、ABCGCで過去2勝。相性抜群のコースで、目標を「優勝です」と笑顔で宣言した。【加藤裕一】