10位から出たプロ7年目の浜田茉優(25=伊藤園)が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算8アンダーで第1日首位の渡辺彩香や藤田さいき、申ジエと並んで首位に浮上した。

スタートの10番パー5で手前5メートルのパットを決めてバーディー発進。14番パー5でもラフからの第3打をピン1メートルに寄せてバーディー。前半を34で折り返すと、後半も4つのバーディー。最終9番で唯一のボギーをたたいたが、一気に順位を上げた。

「前半のパー5でバーディーを2つ取ってゲームの流れをつかめた。ボギーも最後の1つと最小限に抑えられて、あまり今日はムダがなかった」と振り返った。

この大会では、2位に終わった19年や、6位に入った17年といずれも第2日は首位に立っていた。「この大会は自分としても相性が良い。洋芝が好きで、19年のコース(山梨・鳴沢)も今年のコースも洋芝」と話した。

15年にプロテストに合格し7年。優勝争いに何度も絡む実力者だが、なかなか結果が出ない。同年代の堀琴音がニッポンハム・レディースで初優勝を達成したことが刺激になっている。

「こっちゃん(堀)が勝って、ジュニアから一緒にやってきた選手が優勝して、私もという気持ちにさせてもらった」

初優勝への課題を「最終的にはパッティング。最終日にパッティングが決められるよう練習したい。ここからが勝負なので、(第1日首位も14に終わった)先週と同じにならないように、しっかりパターの感覚を探しながらやっていきたい」と話していた。