最終日を今年5度目の2位で迎えた西郷真央(19=大東建託)は、3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75と落とし、通算9アンダー、279で6位に終わった。

出だしの1番でボギー、2番でダブルボギーと一気に申との差は6打差に開いた。それでも、4番、5番、8番とバーディーを奪い、一時は申と2打差まで迫った。しかし、9番でボギーを打つと、後半もバーディーが取れず、終盤の17番、18番で連続ボギー。初優勝の壁は越えられなかった。「自分の思うようなプレーができなかった。それが一番すごく残念に思っています」と競技終了後、西郷は悔しそうに振り返った。

昨年の開幕戦となったアース・モンダミン・カップではプロデビュー戦にかかわらず優勝争いに絡み注目された。今年に入っても、上位に顔を出し、何度も初優勝へあと1歩と迫っていた。所属する大東建託のホステスプロとして最後まで大会を盛り上げることはできたが、やはり優勝という結果が欲しかった。「悪い流れのときに気持ちの切り替えはできたが、今日は自分の技術がまだまだだった。今まで以上に悔しい気持ちが強い」と唇をかんでいた。