黄金世代の渋野日向子(22=サントリー)が、国内ツアーで4度目の2ラウンド連続ボギーなしを記録した。首位と4打差20位から出たこの日は3バーディーを奪って69で通算6アンダー、22位とした。

ショットが好調なのに、伸ばしきれず、優勝争いに絡めていない。「パットはストロークミスはほぼほぼなくて、ラインがなかなか読みづらいです。昨日からボール1個分ぐらいラインを外れることが多くて…。ショットがいい分、チャンスにつきやすいから、そこで(上位と)差が出てしまっている」と悔しげだ。

過去3度の2ラウンド連続ノーボギーは19年サロンパスカップ、資生堂レディース、大王製紙エリエール・レディースでマークしており、実はその3試合とも優勝している。「そうなんですか? でも、今回はないです!」と首位と7打差の状況を踏まえて、即座に否定。パー5の4番は第2打をカラーに運んで実質3パット、同じく7番は2オン3パットでいずれもパーにした。「その2ホールはボギーにした気分です」と話した。

ただ、優勝こそ厳しい状況だが、過去3度と違う手応えもある。「今回は(ショットを)外しちゃいけない場所には外していない。その意味で安定感は違うと思う」。メジャー・AIG全英女子オープン(8月19日開幕、カーヌスティーGL)前の最後の実戦。「流れが来ない中で、集中力を切らさなかったことはプラスにとらえたいですね」と前向きだった。