国内女子ゴルフツアー、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子に出場する柏原明日架(25=富士通)が、開幕前日の23日、会場の宮城・利府GCで会見した。

昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で今大会は開催されず、ツアー初優勝を飾った、2年前の前回大会優勝者として出場。「昨年開催が見送られて、やっとディフェンディングのチャレンジができる。2年たっちゃいましたけど、初めてのディフェンディング(チャンピオン)で挑む大会なので、すごく楽しみ。有観客で開催していただけるので、また楽しみ」と、声を弾ませた。

前週の住友生命レディース東海クラシックでは、4カ月ぶりのトップ10入りとなる7位だった。「ずっと課題を持っていたショット力の向上が、少しずつ形になり始めた。あとはパッティング次第。この利府は、グリーンとの相性も良いと思っています」と、調子の良さにコースとの相性の良さも加わり、上位進出への意気込みをのぞかせた。前日22日はインコースの9ホール、この日はプロアマ戦で18ホールを回り、イメージも高めている。

前日は宮城県立こども病院の子ども14人と、ゴルフのテレビゲームなどでオンライン交流した。「私自身も試合前に癒やされたというか、楽しい時間を過ごせたので、すごくよかった」と、ディフェンディングチャンピオンの重圧も和らいだ様子。「ディフェンディングで迎えるプロになってから初めての試合なので、今までとは違ったスタートホールからの景色を見ることもできると思う。より成長した姿を見せられるように頑張りたい」と力を込めた。