男子ゴルフの東京オリンピック(五輪)代表で、ツアー通算5勝の星野陸也(25=興和)が、国内メジャー初優勝で今季賞金ランキング1位返り咲きを狙う。国内メジャーの日本オープン開幕を2日後に控えた12日、会場の滋賀・琵琶湖CCでプロアマ戦に出場後に会見。「この大会はずっと優勝したいと思っていたので、3日目までに優勝争い圏内にいて、最終日伸ばして優勝できれば。小さいころから見ていた大会ですから勝ちたい」と、意欲を隠さなかった。

今季の獲得賞金は8978万4496円で、ランキング2位につけている。同1位のチャン・キム(米国)とは221万590円差。今大会の優勝賞金は4200万円で、勝てば文句なしで1位に返り咲く。しかも賞金の大きな今大会の結果次第では、1位に返り咲いた上に、キムをはじめ、賞金王を争うライバルとの差を広げるチャンスでもある。「飛距離は持ち味で、長いパー5で2オンもできるので、そういうところでアドバンテージを生かせるようにしたい」。難度の高い国内メジャーのセッティングも歓迎の様子で、今季3勝で得た自信をのぞかせていた。