国内女子ゴルフで“スマイル・クイーン”として注目を浴びたキム・ハヌル(32=韓国)が、惜しまれながらも現役引退を決断した。21日に兵庫県内で開幕するマスターズGCレディースが、ツアープロとしては最後の舞台になるという。

18日、自身のインスタグラムに韓国語と、たどたどしいながらも丁寧に記した日本語で、今の心境を明かしている。

「プロゴルファーとして15年間プレーしてきましたが、現役引退することにいたしました。

日本での7年間、みなさんに愛されて素敵な思い出でいっぱいです。

嬉しい時も辛い時もありましたが、みなさんの温かい応援のおかげで、耐えることができました。

いつも感謝しています」(原文まま)

韓国ツアーでは12年に2年連続で賞金女王となり、15年から日本ツアーに参戦した。日本では15年のマンシングウェアレディース東海クラシックで初優勝、16年に2勝、17年に3勝を挙げ、国内通算6勝。現役最後となるマスターズGCレディースでは、4年ぶりの優勝への期待がかかる。

元賞金女王のイ・ボミがアイドル系なら、キム・ハヌルはモデルのようなファッションと笑顔で人気を集めた。渋野ら黄金世代が出現する前の国内ツアーで、キム・ハヌルとイ・ボミら韓国勢は華やかさと強さを兼ね備えた存在だった。

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