ミレニアム世代の古江彩佳(21=富士通)がツアー史上9人目となる2度目の2週連続優勝を決めた。

この日は4バーディー、1ボギーの69で通算12アンダー。先に1組前で11アンダーでホールアウトしていた西郷真央を1打差で振り切った。

古江は今季5勝目、通算6勝目。優勝賞金3600万円を獲得し、賞金ランクも4位から2位に浮上。1位稲見萌寧がこの日の最終ラウンドスタート前に腰痛を理由に棄権し、賞金加算がなかったため、残り5戦で約2209万円差。逆転賞金女王の可能性も出て来た。

優勝インタビューでは「地元の兵庫に帰ってきて、優勝できたのは本当にうれしいです。毎日、お母さんの手料理が食べられるのはすごくうれしかった。ギャラリーさんの前でかっこいい姿で終われて良かったです」とホッとした笑顔を浮かべた。最終18番パー4の第1打前、グリーン方向から西郷のバーディーパットが入った歓声が聞こえた。「(西郷が)11アンダーになったんだな、落とせないなと思い、緊張しました」。勝因を「チャンスでバーディーが取れず、苦しい時はあったんですが、集中が最後まで途切れなかったのが良かったと思います」と説明した。