第1ラウンドが終了し、上田桃子と青木瀬令奈が68の4アンダーで並び、首位に立った。ともに4バーディー、ボギーなし。最大瞬間風速16・8メートルという強風の中、風を得意とする2人が、鈴木愛、勝みなみら3位4人を2打リードして第1ラウンドを終えた。

賞金ランキング1位の稲見萌寧は、5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70で回り、2アンダーで3位につけた。前半は6番パー4でバーディー先行も、7番パー3で痛恨のダブルボギー。ティーショットを奥のバンカーに入れると、第2打のアプローチを寄せられず、カラーからパターで放った第3打は、強い下りの傾斜と強風で5メートル近くオーバー。そこから2パットを要した。さらに9番もボギーとし、2オーバーで折り返した。だが後半に入ると、いきなり10番から3連続バーディー。さらに17番パー3でもバーディーを奪い、終わってみれば首位と2打差につけた。

賞金ランキング2位の古江彩佳は、前半を2位で折り返したが、終わってみれば72のイーブンパーで11位に後退した。同3位の小祝は79と乱調で、7オーバーで77位。小祝は今大会で5位以下なら、稲見と古江の成績に関係なく賞金女王の可能性が消滅という状況とあって、苦しい展開となった。

渋野日向子はバーディーなし、3ボギーの75で3オーバー、32位となった。最初のバーディーチャンスを迎えた8番パー4は、第2打を2・5メートルにつけた。だがバーディーパットは、わずか10センチ足らずカップに届かなかった。