賞金ランク2位の古江彩佳(21=富士通)が3バーディー、2ボギーの70で回り、通算8アンダー、276でホールアウトした。賞金ランク1位の稲見萌寧も同じ通算8アンダーでホールアウト。大会開始前は稲見と古江の差は約1700万円差だったが、差は変わらないまま。残り1試合に賞金女王争いがもつれ込むことになった。

稲見と同じ順位で試合を終えたことで、賞金差を縮めることも広がることもなかった。古江は「まだ良かったなと思います」と苦笑い。次週大会で決定する賞金女王争いについては「女王を狙うというより、来週の大会を頑張りたいです。最後まで自分のプレーができて、自分のプレーに集中できたら」と話した。

次週大会は賞金ランク1位と2位のペアリングになるとみられ、いきなり稲見との直接対決になりそうだ。「どうなんですかね。ゴルフを楽しめたらいいなと思います」と意気込んだ。

今大会については「今日はショットは悪くなかったが、かみ合わないことが合った。良くはなかった感じで、うまく楽しめなかった。アウトがすごく難しい。毎日、悔しいラウンドでした」と振り返った。楽しめなかった要因については「スコアを意識してしまい、目の前の1打に集中できなかった」と分析した。