首位と3打差の9位から出たチャン・キム(31=米国)が、逆転で日本ツアー通算7勝目、今季3勝目を挙げた。9バーディー、1ボギーの63とビッグスコアをマークし、通算17アンダー、267。

同組で回った片岡尚之に、1打ビハインドで迎えた17番パー3で、バーディーを奪って追いつくと、最終18番パー5で逆転した。18番は2オンに成功。7メートルのイーグルパットこそ決められなかったが、15センチにつけて連続バーディー締め。直後に片岡が5メートル近いバーディーパットが、わずかに届かずパーで終わり、逆転した。

その後は、最終18番でイーグルを奪えば優勝の可能性を残していた最終組の木下稜介が、8メートルのイーグルパットをカップに収められないのを見届け、優勝の喜びをかみしめた。

16アンダーの片岡と木下が2位、15アンダーの宮里優作が4位となった。