首位から出た畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)は、1打及ばず2位に終わり、87年岡本綾子以来、34年ぶり2人目の日本人賞金女王の誕生はならなかった。9バーディー、1ボギーの64と、8つ伸ばすビッグスコアで回り、通算22アンダー、266。だが同じく首位から出た同組の高真栄(韓国)が、1番からバーディーを重ねるスタートダッシュから、63で回って連覇達成。最後まで畑岡が単独首位に立つことはなかった。ホールアウト後の一問一答は以下の通り。

-最後まで攻め続けた

畑岡 結果として負けてしまいましたけど、自分の納得のいく内容だったと思います。

-序盤から高が伸ばす中、食らい付く展開だった

畑岡 お互いグリーン上で長いのを入れ合ってという感じでしたけど、唯一、6番パー5のボギーがすごく悔やまれるなと思います。

-取り組んできたものが出せたのでは

畑岡 そうですね。3日目、4日目に関しては、やっと自分らしいプレーをして終わることができたかなと思います。

-最終日は首位で並んでいた世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)、同2位の高と最終組で回った

畑岡 最終戦にふさわしい戦いだったんじゃないかなと思います。最終組で、今、LPGA(米女子ツアー)を引っ張っている2人と一緒に回ることができたのは、すごく自分の財産にもなると思います。

-今大会で今季終了。2勝した今季はどんな1年

畑岡 序盤は苦しい時期が続きましたけど、勝つこともできたので、よかったと思います。

-来季はどんなプレーをしたいか

畑岡 安定したプレーを年間を通してできるようになりたいですし、やっぱり、メジャーを取りたいという気持ちは変わらない。その目標に向かって頑張りたいと思います。

-オフに取り組みたいことは

畑岡 今はクラブスピードが落ちてしまっているので、またしっかりとトレーニングして、もっとパワーアップできるようにしたいなと思います。