賞金ランク2位の古江彩佳(21=富士通)が9バーディー、1ボギーの大会コースレコードタイ記録の64で回り、通算8アンダーで、2位に3打差をつけて単独にトップに立った。

「前半ショットもパターも良くて、うまくかみあった1日でした。100点に近いかな」と満点に近い数字をつけた。前半でたたき出したハーフ29は大会新記録。「よく入るなと思っていました」と振り返った。

賞金ランク1位の稲見萌寧と最終組でスタート。稲見との賞金差は約1700万円。逆転での賞金女王には単独2位以上が絶対条件となる。「目の前でラウンドしているので(賞金女王争い中の)意識はある。優勝したい気持ちもありますが、この試合で1位ということを意識しています」。

大会中は験担ぎで鶏を食べず、開幕前日に豚カツを食べるという。ツアー中の鶏断ちについて「高校生ぐらいからそうしています。チキンなんで、弱虫みたいになっちゃうから。昨夜、豚カツを食べました」と明かした。

第2日に向けて「明日も自分に集中して、思い切りゴルフができればいいなと思います」と意気込んだ。

◆古江の逆転賞金女王への条件 争いは稲見と古江の2人に絞られ、差は1696万8474円。古江の逆転には「単独2位(賞金1800万円)以上」が絶対条件で、後は稲見の結果次第。条件は「古江が優勝し、稲見が単独3位(1200万円)以下」か「古江が単独2位で、稲見が単独14位(同96万円)以下」となる。