賞金ランク3位の小祝さくら(23=ニトリ)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算5アンダーで10位から3位に浮上した。

序盤の3番でボギー発進も、そこから前半は3バーディー。後半も11、12番と連続バーディーでスコアを伸ばした。最終18番でボギーをたたいたが、最終日は首位と4打差と優勝圏内に踏みとどまった。

「最初3番でボギーが来て、そこからしっかり巻き返すことができた。最後のボギーはすごく悔いの残る終わり方になった」とこの日を振り返った。ここまで6勝しているが、メジャー制覇はなく、最終日に悲願のメジャー勝利に挑む。「メジャー大会はシード権があったり、すごく普通の試合と違って頑張りたいという気持ちがある」と思いを語った。

大会を迎えるにあたり、逆転賞金女王の可能性はなくなり、調子もあまり良くなかったという。「今週はあんまり期待していなくて、このコースも得意じゃないが、最終日にこの位置にいれる。しっかり伸ばして終われたらいいな」と、優勝も視野に入れた。

シーズン中は、終盤の賞金女王争いを見越して、途中で試合を休むことも考えたが、結局調子が上がらずツアー出場を継続。今大会で129試合連続出場となる。「仕事がゴルフなので、それしかやることないって感じています。今はしっかりゴルフに集中できたら」と決意を口にした。休まない“鉄人”は、今季最終戦のあとも、29日の月曜から練習を始めるという。「オフは(勝)みなみちゃんとご飯に行く約束していて、それが楽しみ。休む予定はありません」と笑顔で話していた。