前日猛チャージで浮上した渋野日向子(23=サントリー)はフォールズコースを5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算6アンダー、280の24位で、第1週の通過ライン70位タイまでに入り、9日から始まる第2週進出を決めた。

首位に3打差の5位から出た古江彩佳(21=富士通)はクロッシングズコースを4バーディー、2ボギーの70で回り、通算11アンダー、275。首位と8打差の7位と上位でフィニッシュし、渋野とともに第2週に進んだ。

渋野は1番パー4で第2打をピンまで約1・5メートルにつけて、バーディー発進。5番パー5で、右ラフからの第2打がグリーン手前の池に直接入れてしまうミスが響き、ダブルボギーと後退した。ミスにへこむことなく、7番パー4で第2打をピン横約1・5メートルにつけるナイスショットでバーディー。9番も7メートルの長いパットを沈め、調子を取り戻した。最終18番パー5でバーディー締めすると、“しぶこスマイル”を見せた。

古江は1番パー4で右ラフからの第3打を寄せきれず、ボギー発進。6番パー5では、フェアウエーからの第3打をピン約1メートルにつけてバーディーを取った。13番パー5では3パットでボギー。前半、後半ともに2バーディー、1ボギーずつ取ったが、短い距離のバーディーパットをわずかに外したり、長い距離のパーパットを何度か決めるなど、比較的我慢のゴルフが続いた。

第1週の首位は19アンダーで、通過カットラインは通算1オーバー、287の62位タイまでだった。

米女子ツアーの2022年シーズン出場権を懸けたQシリーズ(最終予選会)は、2週にわたり計8ラウンドを戦う。第1週の4ラウンドで70位タイまでが第2週へ進み、第2週の4ラウンドで45位タイまでが来季出場資格を得る。順位が高い選手ほど、出場可能な試合数が増える。