渋野日向子と同じ岡山県出身の桑木志帆(18=岡山御津CC)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算3アンダーで首位と1打差の3位につけた。前半は1バーディー、2ボギーと1オーバーも「リーダーボード見たらトップは3アンダーだったので頑張ろうと思った」と、後半は4バーディー。一気に上位に浮上してきた。

先週のファイナルQTからパッティングが好調だ。「QTの時、ふにゃふにゃのシャフトをパターにさして練習したらストロークが良くなったのが1番」と、5番で6メートルの下りのパットや、18番で3・5メートルを決めるなど、要所でパッティングがさえた。

「日向子ちゃんみたいにたくさん優勝できるプレーヤーを目指しています」と同郷の渋野が目標だ。11月の大王製紙エリエール・レディースの練習場で会って「3パットした」と報告したら「大丈夫、私もしているから」と明るく励まされたという。「ひなこちゃんはすごい攻めのゴルフ。ロングでイーグルを取ったり。自分も攻めるタイプなので似ているのかな」という。

目標は渋野だが、風貌と着ているウエアが同じことで、今季賞金女王の稲見萌寧と似ていると話題でもある。「ファイナルQTの会場で間違われて。もねちゃんに似てるって言われるんです。最近はスイングも似ているとか。賞金女王に似てるとか言われてうれしいです」と笑顔で話した。

最終日へ向けては「明日は風が収まってくると思うので、5アンダーを目指して頑張りたい」と話していた。