今季の国内男子ツアー開幕戦の第1ラウンドは、悪天候の影響で52人が競技を終えられず、サスペンデッドとなった。日本勢では69で18ホールを回った小斉平優和、小林正則、竹安俊也と、5ホールを21日に持ち越した大西魁斗が2アンダーで、最上位の暫定16位につけた。小斉平は6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーで、竹安は5バーディー、3ボギーと出入りの激しい展開。小林は3バーディー、1ボギーと堅実に伸ばした。暫定首位の韓国、タイ選手とは3打差につけた。国内男子ツアー3勝の浅地洋佑は7オーバーの78で回り、暫定121位と出遅れた。

今大会は日本ツアーから30人が出場した。当初は56人が出場予定だったが、今大会も共催するアジア・ツアーが前週、シンガポールで行った大会で、海外選手が隔離措置などの規定を違反したことが判明。シンガポール政府が新たなビザ発給を行わず、しわ寄せを受ける形で日本ツアーメンバー18人がビザを受け取れずに欠場を余儀なくされた。日本ゴルフツアー機構(JGTO)は、不平等をなくすため、今大会を賞金に加算せず、今季賞金王争いの対象外とし、優勝した際のシード権付与もしないと決めた。これにより、さらに日本ツアーから欠場が増えた。ただし、今大会で有資格者を除く上位4人に入れば、7月の全英オープン出場権は得られる。