米女子ゴルフツアーの今季2戦目、ゲインブリッジLPGAに出場する古江彩佳、畑岡奈紗、笹生優花の日本勢3人が、開幕前日の26日、会場のフロリダ州ボカリオGCで、大会を中継するWOWOWのインタビューに応じた。

昨年12月の最終予選会を7位で突破し、今大会が米ツアー本格デビューとなる古江は「もう始まっちゃうんだっけ、という感じで、まだ実感というものが、はっきりとはない感じです」と心境を語った。最終予選会後は「仕事とかもやっていたので、ちょっと忙しかったですが、でもその間に練習もできたかなと思います。ウエッジの58度だけ、ちょっと調整して、もっとスピンがかかるようにしてもらった。そこのところだけ変えました」と、米国仕様に微調整しながらも、準備を進めてきたという。

今大会のコースの印象や攻略のイメージを問われると「バンカーが多いなって思いました。自分らしくできたらベストだと思う。フェアウエーをキープして、パーオンをしっかりとできて、その中でバーディーも取っていけたらいいなと思います」と語った。目標については「まずは予選通過を目指して、あとは上位を目指して行けたら。シーズン全体ではシードを取ることができるように。そこを目指して頑張りたいです」と語った。

畑岡と笹生は、過去2シーズンの優勝者らに出場資格が与えられる、前週の開幕戦からすでに今季がスタートしている。前週18位の畑岡は「徐々に感覚も良くなってきた。先週はラフが、グリーン周りでもすごく長くて、埋まってしまうと出すのに苦労した。今週はそこまで長さがないですが、入り方によっては、どういう風に飛んでいくのか予想がしづらいので、見極めが大変になる」と、警戒心を強めて臨む決意。20年には2位となったコースでもあり「2年前のイメージがいい。自分のベストを尽くして頑張りたい」と、力を込めた。

前週6位の笹生は「芝が今週も違うので、先週みたいなゴルフはなかなかできないと思う。違うゴルフをして、楽しくできればと思います」と、自然体で臨むつもりだ。「先週よりはフェアウエーが広くて、練習ラウンドの段階ですけど、グリーンはちょっと遅いかな。あとはバンカーに入れないようにしないと」と、コース攻略のイメージを語った。現在の調子については「まあまあです」と話し、笑い飛ばした。言葉とは裏腹に、明るい言動に、前週に続く好調キープをうかがわせた。