96位から出た松山英樹(29=LEXUS)が1イーグル、6バーディー、3ボギーの67で回り通算5アンダー、139で35位に浮上した。世界ランキング1位のジョン・ラーム(スペイン)ら3人が通算13アンダーで首位に並んだ。

   ◇   ◇   ◇

松山が予選通過圏外から急浮上した。前日は難度の高いサウスコースで苦戦したが、ノースコースのこの日は猛チャージ。10番パー5でバーディー発進すると、14番から4連続バーディー。後半の5番パー5では残り191ヤードから8番アイアンで1メートル半につけてイーグルを奪うなど、底力を発揮した。

8勝目を挙げたソニー・オープンから中1週での出場となる。大会前の練習中に左足を負傷した影響で第1日は出遅れた。「ショットは最悪とはいいたくないが、そんな感じ」と、調子が良くない中で着実にスコアを伸ばした。

この大会は9年連続の出場で、19年には3位に入った相性の良い大会でもある。首位と8打差に「上位と差はあると思うが、伸ばせばこのコースなんでいい争いができると思うので、そこを目指して頑張りたい」と巻き返しを宣言した。