国内女子ゴルフツアーの今季開幕戦、ダイキン・オーキッド・レディース(3~6日)が2日後に迫った1日、会場の沖縄・琉球GCで、昨季賞金ランキング5位の西村優菜(21=スターツ)が、練習ラウンド後に会見した。

「本当に楽しみで、すごくワクワクしている気持ち。オフは自分の課題に向き合って、充実した日々を過ごせた。去年は開幕戦に合わせられなかったので、今年は開幕戦に間に合うように調整してきた。今は、だいぶいい状態にあるんじゃないかなと思う。優勝争いができたら最高」と、笑顔で話した。

昨年は、夏場に5~6キロ落ちた体重が、最後まで戻せないままシーズンを終えたという。それだけにオフ期間は「体重を戻す作業をして、しっかりと筋力アップした。あと技術的なことでは100ヤード以内の縦距離をしっかりと合わせたかったので、そこの練習をした」と明かした。もともと100ヤード以内のアプローチについては定評があったが「去年は感覚1本でやっていた。それだと体の調子が狂った時、体重が落ちた時に、その感覚が狂ってしまう部分があった。しっかりと数値で見るようにした」と、オフには弾道測定機を購入した。ショットの精度に磨きをかけてきた。

体重を戻す作業も「去年の開幕よりも、マイナス1キロぐらいがベスト体重。そこまで戻すように、お米をひたすら食べました。1日2合。自分に課していました」と、笑って明かした。昨季は4勝し、今季も「複数回優勝したい。海外のメジャーにも行きたい」と、目標を掲げた。続けて「もともと海外メジャー優勝が将来的な目標。米ツアーは夢の舞台。戦ってみたいけど、そこに行くためにはレベルを上げないと」と力説。プロ2シーズン目のさらなる飛躍を誓っていた。