首位と7打差の15位で出た渋野日向子(23=サントリー)は7バーディー、1ボギーの66と6つ伸ばして、通算15アンダーの201で11位に浮上した。上位を狙える位置につけて最終日を迎える。2日間首位をキープした畑岡奈紗は通算18アンダーで4位と下げた。37位から出た笹生優花は通算9アンダーで34位。ナナ・マドセン(デンマーク)が通算21アンダーで単独首位に立った。

渋野日向子猛チャージ「66」6つ伸ばして最終日へ「上位に行けるチャンスある」ホンダLPGA>>

各選手がスコアを伸ばす中、渋野も負けじとバーディーラッシュを見せた。

2番パー4、3番パー4で連続バーディーと好発進。13番パー4で唯一ボギーをたたいたが、14番パー4でバーディーを取り、バウンスバックに成功。15番パー4で連続バーディーを取った。笑みがこぼれる場面もあった。「今日6つ伸ばせたのはすごくうれしかったです。内容的にも何とか1ボギーで済んだ。全体的に良かったなと思っています」と声を弾ませた。

フェアウエーキープ率は50%。「ドライバーはミスショットが多かった。何とか修正しながらだった」と反省も口にした。一方、パーオン率は88・8%。ティーショットを曲げても、難なくチャンスにつける場面も多かった。「先週の最終日から少し変わった感じはある。この3日間、ピンを攻められていると思う」と手応えを感じている。

第2ラウンドはバーディーチャンスを逃す場面が多かった。この日は2、3番と約5メートルの長いバーディーパットを連続で沈めるなど、課題のパットも好調。「ストレスフリーかと言われると、そうでもないんですけど。何とか回り切れました」と振り返った。

米ツアー本格参戦2戦目も最終日を迎える。「明日こそ、もっといいスコアを出さないといけない。ボギーは少なく、バーディーをたくさん取れるように頑張りたい」。首位とは6打差。「明日は上位に行けるチャンスが少なからずあると思う」と自信をのぞかせた。