国内女子ツアー第3戦Tポイント×ENEOSトーナメントが18日、鹿児島高牧CC(6419ヤード、パー72)で開幕する。公式練習の17日、昨季賞金ランク60位の高木優奈(23)が会見に臨んだ。「今年の目標はプロテスト合格、それしかないです」と今年の目標を語った。

高木はプロであっても、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が認めるプロではない。昨季はQTによる単年登録でツアーに出場し、平行して挑んだプロテストに落ちた。今季から制度が変更され、試合に出るにはテスト合格が必須。昨季の賞金ランク、メルセデスポイントランクでシード取得できていればプロ転向できたが、それも逃している。

今大会はJLPGAの「臨時登録制度」により主催者推薦出場する。大会開催7週前の世界ランク300位以内が条件で、米ツアーからの招待選手などに適用されることが多い。「昨年のツアーが終わった時点では、制度自体を知らなくて。1月中旬に(制度を)知った時は驚きと感謝しかなかった」という。

同制度で優勝すればプロ転向できるが、賞金、ポイントはシード争いやリランキングに加算されない。同制度の出場試合数は年間4試合が上限。すでに今大会、ヤマハレディース、マンデー予選会を通過したパナソニックレディースの3試合出場が決まっている。「昨年のツアーが終わってすぐ、プロテストに向けた1年計画を考えた。まず一から体を作り、前半は基礎を徹底して練習しようと決めました。ただ、全く試合に出ないで…というモチベーションの点が心配でしたが、こういう形で出してもらえるようになった。いい形でテストにつなげたいです」と話した。