国内女子ツアー第5戦、ヤマハレディースオープン葛城が31日、静岡・葛城ゴルフ倶楽部で開幕する。西郷真央らと同じ新世紀世代(01年度生まれ)の山下美夢有(20=加賀電子)が30日、前日会見に臨んだ。

センバツ高校野球で勝ち進んでいる母校・大阪桐蔭について「このまま優勝してほしい」とエールを送った。「あまり気にしてなかったですけど、勝っていると聞いて、やっぱり強いなと思いました」と母校の快進撃に感心した。

前年大会は2位の実績と持つ。前週大会は2位と調子を上げている。「ショット自体も変わらず悪くないので、しっかり攻めのゴルフができたら」とツアー2勝目に向けて意気込んだ。

今季すでにツアー2勝の西郷にも刺激を受けている。前週大会最終日は西郷とと回った。「同期として、一緒に頑張ろうとやっていたので。開幕戦から優勝してすごいなと感じましたし、(前週大会で)最終日に一緒に回った真央が優勝して、久しぶりに優勝争いができて、楽しいというのが一番大きかった。これを機に、残り試合も全力で優勝を目指してやっていけたら」と話した。

明るかった髪の色をダークカラーに戻すイメージチェンジも。「明るくしてみたくてやってみたけど、また暗くしました。もういいかなという感じでした」。

2位に入った前年大会で、初めて最終日最終組を経験した。「緊張しかなかった。自分のゴルフに精いっぱい。余裕がなくやっていた。とりあえずフェアウエーに行ってくれ、みたいな感じで回っていました」と振り返った。

練習ラウンドで1年間の成長を実感した。「去年、セカンドはロングアイアンで打つことが多かったけど、ショートアイアンで打てるホールもあった。そこが変わるだけで気持ち的に攻めていける。そこは成長できたかなと思う。セカンドからの距離は全然違います」と自信をのぞかせた。

第1日に向けて「まずは予選通過していけたら。しっかり自分のゴルフをして、少しでも順位を上げていけるように頑張りたい」と意気込んだ。