昨年2月の自動車事故を経て、508日ぶりに公式戦復帰したタイガー・ウッズ(46=米国)は1バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの78で回り、通算13オーバー、301で47位だった。以下、主な一問一答。

-14カ月前は生きるか死ぬかの事故だったが、24度目のマスターズを戦い終えた。18番ホールでの心境は。戻ってこられると思っていた

「信じられない気持ち。パトロンの声援に支えられた。決してベストなプレーではなかったが、声援とファンに本当に感謝している。1年少し前にはこうして4ラウンドをプレーできるとは考えらえなかった。1カ月前もまだ分からなかった。これからやるべきことがあって、とても楽しみにしている」

-何がここまでさせた

「とても大変だった。調子が良い日は楽だったが、楽な日よりもラフな日の方が多かった。ゴルフに関しては練習するだけだった。大変だったのはその後のリカバリー。氷水につかって、それを何度もやって、本当にひどい日々だった。だけど、周囲の皆がサポートしてくれた。彼らがいなければ。これはできなかったことだ」

-戦い終えて一言

「この大会は僕と僕の家族にとって、とても大きな意味がある。僕が生まれた年にリー・エルダーが初めて黒人としてここでプレーをして、去年はオナラリースターターも務めて、僕が25年前にここで勝った時にリーがいて。あれから25年たって、またここでプレーできた。僕にとって、すごく意味のある場所。毎年同じ場所でプレーするメジャー、他にこんなところはない。セントアンドリュースももちろん大きな意味があるが、だけど全英オープンはローテーションする」

-これだけ苦労してここに戻って来た。どんな気持ちだった

「人々には分からないだろうが、僕のまわりの人々にはきっと分かるだろう。僕に近い選手は僕がどんな苦悩に耐えてきたが、きっと分かると思う。息子と楽しくプレーすることも大事だが、メジャーを戦うのは大変な道のりだった。ここまで来られたことに、とても感謝している。この14カ月はどんなことが起こってもおかしくなかった。マスターズで戦えたことに、とても感謝している」

-今日も痛みはある

「もちろん…ある。ただ4日間戦えただけではなく、初日は良いプレーをすることができた。ほんの数週間前はこの大会にプレーできるかどうか、分からなかったのだから。これから先のことにとてもエキサイトしている。トレーニングをして、脚をもっと強くして、これまでできなかったことができるだろう。これから2日ほどゆっくり痛みを取ってから次に進みたい」