前週の富士フイルム・スタジオアリス女子で国内通算17勝目を挙げた上田桃子(35=ZOZO)が14日、2週連続優勝を目指すKKT杯バンテリン・レディースと震災6年を迎えた地元熊本への熱い思いを語った。
会場の熊本空港CCは、上田が小学5、6年生のときに初めて回ったコースで、ジュニア時代の練習場だった。07年、プロデビュー後初優勝したのも、大会名はライフカード・レディースだったが、この会場だった。16年の震災当日は練習を終え食事して実家に戻ったところで被災。大会は中止になった。17年、震災から1年で地元優勝を狙ったが、プレーオフで2位になり涙した。そんな思い出のコースにまた帰ってきた。
「震災でコースの形状が変わった。グリーンに小さいコブが増えたし、芝質も変わった」という。コースを知り尽くしている上田だからこその感想だ。そのコースで「いろんな思い出があるが、もうそろそろ上書きしないと。1日1日、1つずつでも順位を上げて、1年に1回しかない思い入れの強い大会で、1日1日勝負と思って頑張りたい」と15年ぶりの優勝への思いを口にした。
震災から6年、復興への思いも人それぞれ。上田も「人によってどの視線で見るかでどれくらい復興しているかの感じ方が違う。熊本の人は熱い気持ちを持っているので、どこにいても何年たってもより良くなっていくんだという思いで、熊本県人の1人としてやっていこうと思います。大事なことは忘れないこと。毎年毎年、1年ずつ前に進んでいきたい。帰って来る度に思っています」と熱く語っていた。

