星野陸也(25=興和)が通算6勝目へ、首位と2打差で最終日に臨む。首位から出て2イーグル、3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの67。スコアを4つ伸ばしたが、6位に後退した。1ラウンドにイーグル2つと実力者の片りんは見せたが、その直後がダブルボギーとボギー。「全体的には悪くないが、イーグルの後のスコアだけダメです。イーグルでいい感じになったのに次でちょっとしたミスが出た」と悔しがった。

昨年はスイングで悩み、考えることが多く、試合でも心に余裕がなかった。それが「少しずつイメージする方向に変えて、身に着いてきた」と言う。スイングが安定したことで「前よりスムーズにゆとりをもってゴルフができている」と好調の要因を解説した。今季国内開幕戦の東建ホームメイト杯で3位、前週の関西オープンで2位ときて、今大会での優勝の期待も高まる。しかも本人も熱望する地元Vがかかる。

最終日へ向け優勝スコアを「最低でも23アンダー」と予想する。「前半に20アンダーぐらいいきたい。いい感じでバーディーを取って(上位に)プレッシャーを与えていきたい」と戦略を口にした。