今季から米ツアーに本格参戦している、女子ゴルフの渋野日向子(23=サントリー)が、ブリヂストン・レディース(5月19~22日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦)に出場エントリーしたことが分かった。エントリー締め切りの29日、関係者が明かした。昨年11月の大王製紙エリエール・レディース以来、半年ぶりの国内ツアーとなる。

渋野は今季の国内ツアー開幕と同じ3月3日に始まった、HSBC女子世界選手権(シンガポール)から米ツアーに本格参戦した。その後は米ツアーのみ出場してきたが、現在出場している、米カリフォルニア州でのパロスバーデス選手権が終わると、西海岸&ハワイでの5連戦に一区切り。その後は東西の移動を大きく伴うため、ツアーの日程そのものが緩やかとなる。すでに今季は、メジャーのシェブロン選手権4位や、ロッテ選手権2位などで、来季のシード権獲得に大きく近づいている。そんな状況も加味され、シード権を持つ国内ツアーに出場し、日本のファンの前でプレーできる環境が整い、今回のエントリーとなった。

6月2日からは今季のメジャー2戦目、全米女子オープン(米ノースカロライナ州)が控えている。現時点では同大会に照準を定めているだけに、5月29日まで行われる翌週も国内ツアーに出場すると、時差調整を含めて、全米女子オープンに向けた準備に支障を来す可能性が出てくる。それだけに、今回の国内ツアー出場は、ブリヂストン・レディース1試合のみの可能性が高い。