18位から出た古江彩佳(21=富士通)は1バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74と落とし、通算2オーバー、215で56位に後退した。強風と硬いグリーンに苦しみ、前半だけで4つスコアを落とした。首位から出たハナ・グリーン(オーストラリア)が72で回り、通算8アンダーで首位を守った。

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最終18番のピンチも、古江はパーをキープし最終日につなげた。強風と硬いグリーンと格闘した18ホール。それでも、高い修正力を見せて、何とか持ちこたえた。「ショットとかパットも真っすぐ打てていた感じはしたんですけど、うまく風が読み切れていなくて、アンラッキーとかも結構あったりして、スコアメークすることができなかったなあという感じです」と、さばさばとした表情で振り返った。

18位から出て、トップ10入りを目指した第3ラウンド。スタートの1番パー4で第2打をピン横2・5メートルに寄せ、これを決めてバーディー発進。しかし、3番パー4でアプローチの第2打が大きくオーバーし、3パットでボギー。6番パー3でもボギーをたたくと、8番パー4では第2打をグリーン手前バンカーに入れ、3オン3パットのダブルボギー。9番でもボギーをたたき、前半だけで4つスコアを落とした。

後半も強風と硬いグリーンに耐えるゴルフが続いたが、崩れることなくパーを重ねた。米ツアー1年目で、ここまで7戦ですべて予選通過。後半戦の出場権をかけたCMEポイントランキングでも49位と、80位までにほぼすべての出場権が与えられる資格へ順調な戦いを続けている。

この日も風に苦しんだが、ショットには手応えを感じている。パットについても「風次第でちょっとランが多くなるところもあるかなと思うので、そこも計算をまたしっかりしたいと思います」と課題も捕らえている。

最終日に向けて「今日のショットは良かったと思うので、自分を信じながらプレーしたい」。着実なゴルフで順位を上げていく。