国内女子ゴルフツアーのほけんの窓口レディースが13日、福岡CC和白C(6299ヤード、パー72)で開幕する。前週のワールドレディース・サロンパスカップで国内メジャー初優勝を挙げた山下美夢有(20=加賀電子)は12日、プロアマ戦後に会見。前週の最終日の舞台裏を明かした。

「胃が痛かったんです」。サンデーバックナインに入ったぐらいからシクシクし始め、最終18番でウイニングパットを沈めると治まったとか。ただホールアウトの瞬間に「疲れが一気に出ました。体のだるさというか」。茨城GCから両親、弟、妹、祖父母が車に分乗し、車中ではぐっすり眠り、大阪の自宅に着いたのは午前3時半ごろ。「胃の痛みも、あんなに遅く家に戻ったのは初めてでした」と話した。

反響はすさまじく、大阪桐蔭高の同級生らからSNSでの“祝電”に喜び、一夜明けた9日月曜日は体のケアに専念。10日火曜日に現地入りした。

スティンプメーターで13フィート超とツアー最速レベルのスピード、硬さだったグリーンに対し、今週は通常レベル。「感覚的には10フィートぐらいですかね。5メートル打つのは8メートルぐらい打つ感じです。でも、遅いからといって(カップに)入るもんじゃない。今日はショートして、手前で切れる感じが続いたけど、距離感をしっかり出していきたいです」。

ちなみに先週第1日に46歳になった母有貴さんには9日に誕生プレゼントの指輪を買って渡した。やるべきことをきっちり済ませ、気持ちを切り替え、2週連続優勝に挑戦する。