55位から出た松山英樹(30=LEXUS)は、4バーディー、7ボギーの73と3つ落として回り、通算9オーバー、289でホールアウトした。ホールアウト時点で60位となっている。9アンダーの首位ミト・ペレイラ(チリ)はスタート前。すでに松山を上回るスコアで4日間を終えた選手がいるため、優勝の可能性は消滅した。ホールアウト後の一問一答は以下の通り。

-最終日を振り返って

松山 「変わらなかったですね」。

-飛距離が出ていたように見えたが

松山 「本当ですか? 今日は飛んでいないと思ったんですけど(笑い)」。

-振れていたように見えたが

松山 「やっぱり違和感があって、なかなか自分の思った…。特にアイアンの縦の距離も合わないですし。まあ、(残り)100ヤード前後で(ピンまで)7、8メートルじゃあ話にならないので。しっかりと練習したいなと思います」。

-今年の全米プロ選手権は、準備段階も含めてどんな1週間だったか

松山 「いい状態で入ってこれたと思ったんですけど、良くなり始めているのをキープする力が全然なかったです。コースが変わっても、そういうものをキープできれば、上位にはいたと思うので、それ(好調)をいかに長く続けていくかだと思います。また結果が伴わなかったですし、内容的にも良くなりそうなきっかけも見つからずに終わってしまったので、それが、ちょっと、悔しいなという感じですね」。

-バンカーが多かった

松山 「そうですね。7回入ってましたね(笑い)」。

-数えていた

松山 「そうですね」。

-サザンヒルズCCのバンカーは

松山 「いい砂の入り具合のところと、本当に全然砂がなかったり。6番のショート(パー3)か。2日目もそうですけど、下がなくて、クラブが傷つくぐらいないところもあった。そこら辺が、状況判断もそうですけど、合わせられなかったなという印象ですね」。

-次戦の予定は

松山 「メモリアル(6月2日開幕のメモリアル・トーナメント)ですね」。

-それまでにどんな準備をしたいか

松山 「メモリアルとUSオープン(全米オープン)で、大きいのが続く。まずショットが求められるコースだと思うので、そこでいいショットを打てるように、1週間しっかりと準備したい。あとパッティングも、少し良くなりつつあるかなという印象があったので、そこをしっかりとやっていければなと思います」。