永久シード保持者の片山晋呉(49=イーグルポイントGC)が「大の苦手」と頭を抱えるコースで、首位と4打差2位に踏みとどまった。

石川、実質プロ2年目で日大の後輩・木村と同組で3バーディー、1ボギーの70をマーク。強風下で石川が「すごく勉強になった」とうなずく、ショットの精度に裏打ちされたマネジメントを披露した。

それでも、本人は「うまくいってますよね。不思議、ホント不思議」と苦笑いで首をひねる。JFE瀬戸内海GC開催だった大会は、過去8回出場して予選落ち3回、トップ10は13年の4位だけ。そんな相性の悪さが根強く、好スコアの根拠が説明できない。

予選落ちを覚悟し、本人いわくウエアは2日分しか用意しておらず、この日と最終日はタイの船釣りの予約を入れており、急きょキャンセルしたとか。

上位4人以上なら全英出場権を手にできるが、近い将来に米シニアツアー挑戦を計画する49歳は「それはほんとわかんない。考えてなかった」と首を振るばかり。13年全英以来通算31回目のメジャー出場のイメージがわかない。

「タイが釣れなかった代わりに、もっと“大物”を釣れば?」と報道陣に振られると「それが釣れないんですよ。その難しさは、僕が1番わかってます」。最終日も欲を出さず、自然体でプレーするつもりだ。