昨年6月、プロテストに合格したツアールーキーの桑木志帆(19=岡山御津CC)が1イーグル、5バーディー、3ボギーの68で回り、通算11アンダー、205で、首位に5打差の単独3位につけた。

1番パー5で2オンに成功。ピン右奥約8メートルからのパットは見事にカップに吸い込まれ、イーグル発進した。「出だしからイーグルを取れて、緊張もいい感じにほぐれた。絶対に伸ばしたいと思ったので、たくさんバーディーを取る目標を立てていきました」と振り返った。

開幕戦を含め予選落ちが続いたが、今大会を含め6戦連続で予選通過。「パターが良くなりました」と改善の要因を挙げた。

パットが好調も、これまではずっと不安を抱えていた。「特にショートパットは手が震えて入らないことも多かったんです。そもそものライン読みができていなかったし、打ち方も全然うまくできていなかった。そこを段々変えていって、自信を持って打てるようになりました」。改善の裏には、ツアーに帯同する奥西桂耶コーチの存在がある。教えてもらうポイントはいろいろあるが「ライン読みを重点的に行っています」と明かした。

初めて最終日最終組で回る。「全部のパー5でバーディー以上を取りたい。気を付けたいのは池が絡むパー3。いくつかありますが、狙いにあまりいかず、しっかりとパーでいきたい」と戦略を明かした。「優勝を意識したら緊張して硬くなる」と照れ笑い。「ここまで来たら頑張りたいですが、とりあえずトップ10に入るように頑張りたい」と目標を挙げた。