125位から出た渋野日向子(23=サントリー)は、2バーディー、5ボギーの74で回り、通算8オーバーと落として121位で予選落ちとなった。ダボダボスタートの前日から、出だしの9番、10番こそパーとしたが、続く11番から連続ボギー。11番では12メートルのバーディーパットがオーバーし、返しの1・5メートルを外すボギーと、この日もパッティングに苦しんだ。

14番パー4では、グリーン手前花道からの第3打をミスヒットして寄らずボギー。バーディーが欲しい続く15番パー5でも第3打がグリーン左にこぼれ、第4打も寄らず連続ボギー。プレー中のカットラインの1オーバーへ、予選通過が遠のく9オーバーまで落としてしまった。9ホール目の17番パー4で、第2打をピン右2メートルにつけ、この日最初のバーディー。前半を8オーバーで折り返し、残り9ホールに予選通過をかけたが、18番から5連続パーとボギーは打たないが、スコアを伸ばすことができない。残り4ホールの5番パー3で、6メートルのバーディーパットを決め意地を見せたが、7番パー4で5つ目のボギー。結局8オーバーで終え、プレー中の1オーバーのカットラインに遠く及ばなかった。

ホールアウト後「今日も1日いいとこなしで終わった感じ。あんだけカットラインより下だったんで、攻めなければいけないけど、安全にいかんといけん気持ちも混じってよく分からん感じで終わった」と自嘲気味に振り返った。プレーについては「パーオン率が少ないので、パーを拾えたから良かったってそんなに思ってないですし、全体的に考えたら悪いことしかなかった」と話した。

20年に4位に入った全米女子オープンで日本人初のメジャー2勝目を目指したが、昨年に続き2年連続予選落ち。メジャー2勝目は今月23日開幕の全米女子プロ選手権以降に持ち越しとなった。