渋野日向子(23=サントリー)は3バーディー、3ボギーの72で回り、イーブンで終了時点で首位と8打差の15位につけた。

スタートの10番パー3でバーディー発進。138ヤードの打ち下ろしをピン手前2・5メートルにつけ、パッティングも決まった。続く11番パー5も第3打をピン手前2メートルにつけ、連続バーディーかと思われたが、パットはカップをかすめパー。その後もキレキレのショットでチャンスにつけるも、なかなかパッティングが決まらなかった。15番パー4で、第2打がグリーン左ラフにつかまり、第3打もピン左3メートルまでしか寄らず、この日最初のボギー。スコアはイーブンに戻ったが、17番パー4でスーパーショットが飛び出した。フェアウエーからの第2打は、ピン左奥に落ち、そのままバックスピンでピン左手前2メートルまで転がって止まった。これを決めて2つ目のバーディー。続く18番パー4では、ティーショットを左ラフに打ち込み、7Wで打った第2打破ピン手前3メートルに乗せるも、パットが決まらずパー。前半を2バーディー、1ボギーの35で折り返した。

後半出だしの1番パー4では、第2打がグリーン奥のラフに入ったが、25メートルをチップインバーディー。2アンダーまで伸ばし、3位に浮上した。しかし、4番パー4で2・5メートルのパーパットを外しボギーとして1アンダーに後退。さらに6番パー5では起伏のあるグリーンでバーディーパットが3メートルショート。これを決めきれずボギーとしてイーブンに後退した。最も難易度の高い最終9番パー5では、第3打をピン奥4メートルのバーディーチャンスにつけたが、パットがカップにけられパー。ここ4試合で3度の予選落ちと不振に陥っていたが、ショットが安定し復調の兆しが見えた第1日だった。

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