第1ラウンド中に、帯同していた大江順一キャディーと意見が対立してキレられ、異例のキャディー交代を申し出たプロ9年目の大西葵(27=YKK AP)は63位から出て2バーディー、3ボギーと1つ落として回り、通算5オーバーとしたが、41位と順位を上げた。

プレーについて「アンダーパーで回りたかったので、満足度は半分くらい。50%です」と納得していない表情だった。

10番からのスタートで、12番パー4と13番パー3で連続ボギー。「風が強くて2、3個はボギーが来ると思っていた。そこで狙い過ぎず、チャンスが来るまで待とうと思った」。14番パー5でバーディーを決めてバウンスバックに成功した。16番パー4でボギー。この日も強風で耐えるゴルフが続いたが、終盤の7番パー4でバーディー。各選手がスコアを落とす中、順位を上げた。

第1ラウンドの途中からクラブ担当の鵜野晃行氏がキャディーを務めている。急きょ組んだが「昨日から変わらずですが、楽しくやりました。迷って聞いた時はいろいろ答えてくれています」と順調を強調した。来週のキャディーはもともと決めていたが、その後は決まっていないという。

最終日に向けて「1年を通して一番豪華な試合。決勝ラウンドに進めたことは良かったですし、いろいろな方に迷惑を掛けたので、感謝して、成績で恩返しできるように頑張りたい」と意気込んだ。目標スコアは「明日も強風予報なのでアンダーパーで回れたら」とした。

 

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