前々週の男子下部ツアーで史上5人目のアマチュア優勝を飾った蝉川泰果(21=東北福祉大4年)は痛恨の池ポチャに泣いた。

首位と4打差3位からチャージし、1打差まで詰めた直後の17番パー3。実測158ヤードの左ピンを9番アイアンで狙ったが、打球はグリーン左のレッドペナルティーエリアへ。難しいピン位置でドロップ後の第3打も寄せきれず、ダブルボギーとなり優勝争いから脱落した。

蝉川は「左からの風があって、安心しすぎました。第1打のジャッジが冷静じゃなかったです」と言い「難しい17番をしのいで、18番でビタッとピンにつけるイメージはあった。勝てたなって思います」とこぼした。

大学の1年後輩の岡田が優勝したことには「相手より自分の問題です」。この日、パーオンを逃したのはボギーの13番と17番の2ホールだけ。12、15番のパー5では2オン2パットのバーディーを奪った。ショットの安定感は岡田、2位古川をしのいだだけに悔しさが募る様子だった。