メジャー2戦出場後帰国初戦の西郷真央(20=島津製作所)が最終ホールで痛恨のトリプルボギーをたたいて、2アンダーの70にとどまった。

最終9番パー4でフェアウエーから残り170ヤード、6番アイアンの第2打がガードバンカーにつかまり、1度で出ず、4オン3パット。西郷が20年プロテスト合格後にトリプルボギー以上を打ったのは、20年スタンレー・レディース第1R18番パー5の「9」以来2度目、アマチュア時代の19年ヨネックス・レディース第1Rの17番パー4のトリプルボギーを含めると3度目となった。

8番までの17ホールは5バーディー、ボギーなしだっただけに、西郷は「もったいないですね」とポツリ。しかし、表情は比較的穏やかで冷静だった。第2打のライが洋芝のフェアウエーでもあり沈み気味で、バンカーでの1打目のライは予想以上に砂が多く、ヘッドが深く入ってしまったなど“不運”が重なった。

「めちゃくちゃいいライからではなかった分、まだ許せるかな、と」。4オン後のボギーパットを外した後、返しの1・5メートルもミスしたが、それも真っすぐと呼んだラインが左に切れたもの。やることをやった結果だった。

7週ぶりの国内ツアー。「もう少し精度を上げたい」と話していたショットも「前半は徐々に良くなった。後半に風が出始めて、その関係でピンの上、横についてしまった部分はあります」とまずまずの手応えがある。

2アンダーは、4日間競技の出だしとしては決して悪くない。今季国内出場11戦6勝への挑戦が始まった。