国内男子ゴルフツアーのパナソニック・オープンは22日、兵庫・小野東洋GC(7113ヤード、パー72)で開幕する。

石川遼(31=CASIO)は21日、プロアマ戦に出場した。

今大会でプロデビューする中島啓太について「啓太はアマチュアで世界一(アマチュアランク世界1位)になって、やり残しがなく、万全でプロ転向する。僕のようにはならないと確信しています」とエールを送った。

自身は07年5月、ツアーデビュー戦だったマンシングウェアKSB杯でアマチュア優勝した。「15歳245日」の史上最年少Vだった。その後、同年中はアマでツアー7戦に出て、翌年の開幕戦・東建ホームメイト杯でプロデビューした。「僕は年も年だったし“めっちゃヘタで通用するはずない”と思ったけど、どうせプロを目指すんだからと思って、プロ転向を決めた。(プロになって)年間25試合ほど出られること自体が魅力で、勉強してうまくなることしか考えていなかった」。そう言って中島との立場の違いを説明した。

石川本人は直近4戦でトップ10が3試合。前週は大槻にプレーオフで敗れたが2位で、19年最終戦日本シリーズ以来の優勝への手応えを感じ始めている。

開催コースは11年日本プロ、18年関西オープンで経験した。「狭いし、難しい印象があって、特にティーショットでリスクが高い。どこまで自分のゲームで対応できるか。ティーショット勝負かなと思う」と話した。