女子プロゴルファー古閑美保(40)が1日、大阪・梅田のダンロップクラブハウス梅田店で、グランドオープン記念イベントに出席。トークショーで、クラブ購入を考えている人にアドバイスした。

「ミート率はお金で買えます。飛距離もお金で買えます。スコアは買えないけど(ミート率などと)直結します。ゴルフがうまくなってから、いいクラブを買うんじゃなく、最初にいいものを買って、ゴルフを始めた方が絶対にいい」と断言した。

10歳からゴルフを始め、08年に国内ツアーの賞金女王に輝くなど華々しいキャリアを誇り、11年にツアープロ活動から引退。3年間はゴルフを離れ、その後に再開した。

「ゴルフを始めた時は好きじゃなく、負けん気と“稼ぎたい”思いだけ。ところが、引退後、久々にクラブを握ると楽しくて。だからゴルフにハマったのは32、33歳から。今は趣味ですね。アマチュアよりの感覚で楽しんでます」

趣味感覚が、ゴルフに関する多くのことを気づかせてくれた。

「私は10歳から始めたけど、子どもは天才。勝手にうまくなる。でも、オトナはオトナ。頭で考えて、やらなくていいことをしちゃう。だから習わないとダメ」。今は練習もトレーニングもしない。「それでも、楽に飛ばしたい気持ちがあって。今の私の考えはアマチュア寄りですよ。クラブのことを勉強して、現役の頃より詳しくなった。それで昨年、飛距離が10ヤード伸びたんです」。

古閑はゴルフを始めて以来、ジュニア時代はモニター、プロ転向後は専属契約プロとして約30年間、ダンロップ製品一筋だ。

「この店、最新の機械があって専門スタッフがいて、すごいです。コースに出たら感性を大事にすればいいけど、クラブを選ぶのは機械、データに頼った方が絶対にいい。せっかくお金を払って買うクラブなんだから、絶対に自分に合ったものを選んだ方がいいですよ」。クラブフィッティングを始め、多くのアドバイスをもらえる同店の利用を強烈にプッシュした。