女子ゴルフですでに今季ツアー2勝のルーキー、川崎春花(19)が、電子部品大手の村田製作所と11月1日付で所属契約を締結することが26日までに分かった。同社所属のプロスポーツ選手第1号となる。

川崎は京都府出身。村田製作所が本社を置く京都府長岡京市内の中学校に通学していた縁もある。地域振興を担うアスリートやスポーツを支援し、スポーツを通じた地域活性化に貢献していきたいとの同社の方針と合致した。

同社は今季開幕戦から川崎とスポンサー契約をしていた。担当者は所属契約に至った理由について「厳しいプロの世界で勝負する地元若手スポーツ選手の世界への飛躍をぜひ応援したい」と説明した。契約期間は決まっていないが「できるだけ長く応援していきたい」としている。川崎は「このたび村田製作所様と所属契約をさせていただけることとなり、とてもうれしく光栄に思うとともに、身が引き締まる思いです。村田製作所様が常に技術のイノベーションを追求されておられるように、私もこれから一層ゴルフの技術を追求し、京都から世界に羽ばたけるゴルファーを目指します」とコメントした。

川崎は9月に行われたメジャー大会、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯でツアー初優勝。前週の延田グループ・マスターズGCレディースでは史上4番目に若い19歳175日で、ツアー2勝目を挙げたばかり。大きなバックアップを得てさらなる飛躍を目指す。