国内女子ゴルフツアー、樋口久子・三菱電機レディースで自身初の同一大会連覇を目指す渋野日向子(23=サントリー)が、開幕前日の27日、会場の埼玉・武蔵丘GCで最終調整を行った。昨年大会は最終日に最終18番で追いつき、ペ・ソンウ(韓国)とのプレーオフで、劇的にイーグルを奪って優勝。今季から米ツアーに本格参戦し、国内ツアーは予選落ちした5月のブリヂストン・レディース以来、5カ月ぶりとなる。18ホールの練習ラウンド後、ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ会見の主な一問一答は以下の通り。

-5月に帰国した時よりも表情が良いのでは。気持ちに変化があるか

渋野 そういうことは特にはないですけど、すごく楽しみな気持ちは大きいです。ディフェンディングの試合でもありますし。昨日もプロアマ戦で、すごく楽しい時間を過ごせました。すごくこの1週間を楽しみにしていました。

-ゴルフに関して好感触などがあったのでは

渋野 ただ、終わりが近づいているからじゃないですか。1年のシーズンが。もう、あと何試合かで終わる分「最後のラストスパート」頑張ろうみたいな感じで、特にあまり変わらないです。

-日本では秋以降に強い

渋野 誕生日(11月15日)が近いからですか? 絶対に関係ないですけど(笑い)。

-この季節の芝が好きとか

渋野 いや、そんなことないですけど、ここの芝はすごいきれいですし、練習場の芝もすごくきれいにされていますし。フェアウエーも、この時期にこれだけ青々として、すばらしい、レベルの高いセッティングだと、自分もやる気が出るといいますか。そんな感じです。だから秋に強いイメージは全くない。

-では好きな季節は

渋野 秋です。でも花粉多くないですか? マスクされている選手も多くて。でも紅葉とか、すごい好きだし、滝の近くの紅葉とかいいですよね。見んけど(笑い)。全然、興味ないじゃん(笑い)。

-今は何が課題で、何に力を入れて練習している

渋野 この1年間、特に変わらず、グリーン周りだったり、グリーン上だったりとか、ウエッジの縦距離かな。

-この1年で成長を感じるか

渋野 ウエッジの縦距離に関しては、あまり成長を感じないんですけど、グリーン上だったり、アプローチだったりは、うーん、少しだけ…。

-今年1年、まだ優勝がないことにはどんな思いが

渋野 全く、そこに関しては焦りとかはないですけど、米ツアーのメンバーになって、初年度の目標はシードを取ること。そこをクリアできたのは、よかったかなというふうにも思っています。まだまだ足りないところがたくさんあるので、もう少し自分に対して自信がついてきた時に、勝てるようにはなりたいです。とりあえず本当に、自分のゴルフの内容、ボギーを打たないゴルフ、ショットのパーオン率、そういうところを気にしつつ、やっていけたらいいかなと思います。