ジェマ・ドライブラ(29=英国)が、米ツアー初優勝を飾った。

1打差2位から出て7バーディー、ボギーなしの65と7つ伸ばし、通算20アンダー、268。前半で2つ伸ばして単独首位に立つと、後半も5つ伸ばし、2位以下を引き離した。19年の米ツアー参戦以降、今大会前までにトップ10入りは3度。今季のトップ10入りも、5月のバンクオブホープ・マッチプレーの1度だけで、悲願達成となった。日本勢最上位は、7つ伸ばして16アンダーとした2位の永井花奈。首位から出た上田桃子は、12アンダーで5位となった。

ドライブラは前半、4番パー4でバーディーを先行させた。7番パー4で2つ目のバーディーを奪い、上田と並んで首位浮上。9番パー4を上田がボギーとすると、単独首位に立った。

後半も11番パー4で3つ目のバーディーを奪った。さらに13番パー5で、5メートルのパットを沈めてからは3連続バーディー。後続を一気に引き離した。第3ラウンド終了後には「どのホールにも多くのギャラリーがいて心強い。みんな優しくしてくれるし、食事もおいしいので、米国に帰らないといけないのが残念」と話していた。日本でのプレーを楽しみ、コース外では好物となったラーメンに舌鼓を打った。4日間で、わずかボギー2つしかたたかない、安定したプレーを披露した。

ホールアウト後は「思っていたほど緊張はしなかったので、少し自分でも驚いたのですが、今週は自信を持ってプレーできていたので、それがよかったと思います」と、胸を張った。第3ラウンド、最終ラウンドと、2日連続で7つ伸ばしたことには「ショットは良かったし、うまく寄せていけましたし、パッティングは今までで1番いいぐらいだった」と、全てがかみ合った結果だと振り返った。

来日は8年ぶりだったが「皆さん、温かく迎え入れてくれて、本当に優しくて、ティーでもグリーンでも必ず拍手をくれていたので、本当に感謝したいと思います」と、思い出深かった様子だ。日本食についても、あらためて「今週初めてラーメンを食べたのですが『今まで何で食べなかったんだろう』というぐらい、おいしかったので今後も絶対に食べたいと思います」と話し、笑顔を見せた。

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