米国女子ゴルフツアーの今季最終戦、CMEツアー選手権(17~20日)に出場する渋野日向子(24=サントリー)が、開幕前日の16日(日本時間17日)、会場のフロリダ州ネープルズ・ティブロンGCで最終調整を行った。大会を中継するWOWOWのインタビューで、前日15日に誕生日を迎えた24歳の抱負を問われると「まだ、あまり詳しく考えていないんですけど、とりあえずケガもなく生きていけたらいいかなっていう感じです」と、24歳初戦に向けて明るい表情で話した。

9位だった10月末の樋口久子・三菱電機レディース、64位だった今月の日米共催TOTOジャパンクラシックと、国内2連戦から中1週で、本格参戦1年目の米ツアー最終戦を迎える。TOTOジャパンクラシック後は「とりあえず、ご飯をいっぱい食べて、実家でゆっくり休んで」と、英気を養う時間を持つことができたという。

フロリダは初めて訪れたが、体調や調子については「日曜日(13日)にフロリダに入ったんですけど、なんとなくまだ、時差ぼけは残っているのかなっていう感じではあるんですけど、ゴルフの内容は悪くないんじゃないのかな。最終戦なので、しっかりと力を発揮したいです」と話し、力を込めた。

今大会は、賞金総額700万ドル(約9億8000万円)、優勝賞金200万ドル(約2億8000万円)という高額賞金が毎年話題で、渋野は初出場となる。200万ドルを獲得したら何に使いたいか問われると「LPGA(米女子ツアー)のオフィシャルでも聞かれたんですけど、お菓子に(笑い)」と即答した。

さらに「何のお菓子?」と問われると「何にしようかな? とりあえず駄菓子屋に行きたいので、駄菓子屋で何か買いたい」と笑顔。「駄菓子屋の商品全て買えるのでは?」と、さらに突っ込まれると「買えるかな? 何なら(駄菓子屋を)建てようかなくらいしか考えられなかった」と返し、大笑いしていた。