国内女子ツアー最終戦JLPGAツアー選手権リコー杯開幕前々日の22日、開催コースの宮崎CC(6487ヤード、パー72)で国内ツアー初の「木製観戦スタンド」がお披露目された。ゴルフを通じたSDGs推進活動の一環で、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)、宮崎県、リコー、宮崎ゴルフ、耳川広域森林組合が5者協定を締結。従来の金属製に代わって「宮崎県産スギ材100%」の木製スタンドを設置した。

場所は1番ティーグラウンド、18番グリーン、ドライビングレンジの3カ所で、大会後に解体、保存し、来年以降も設置する。

JLPGA小林浩美会長は「ツアーにできる社会貢献を頑張りたい。木製スタンドは今後(他の大会でも)再利用できるかを検討していきます」と話した。

お披露目式には宮崎県の河野俊嗣知事や、ツアーの代表プロたちが務めるJLPGAブライトナー6人も出席。選手には特に、新鮮なスギ材から漂う香りが大好評。青木瀬令奈(29=フリー)は「コースに来て『この木の香りは何?』と思った。ぬくもりも感じる。トーナメントを引き立ててくれます」と話した。