国内女子ツアー最終戦JLPGAツアー選手権リコー杯が24日、宮崎CC(6487ヤード、パー72)で開幕する。2年ぶり3回目の出場となる渋野日向子(サントリー)は23日、プロアマ戦出場後に会見。15日の誕生日で24歳になったばかりの心境を「単純に“もっと強くなりたい”と思います」と語った。

米ツアー参戦1年目は出場23戦でシェブロン選手権4位、AIG全英女子オープン3位を含みトップ10を5回記録する一方、予選落ち9回、棄権1回。波の激しいシーズンを振り返り「足りないものが多すぎるので、単純にそう(もっと強くなりたいと)思いました」と理由を語った。

今大会は、11月8日時点の世界ランク50位内の資格で締め切り4日前の17日にエントリーした。欠場の選択肢もあったが「家族やチーム内で“出場権があるのに”という意見があり、最終的に私が“出させてもらうべき”との考えに至りました」と言い、日米ツアー共催のTOTOジャパンクラシックが終わったぐらいのタイミングで出場を決めたという。

フロリダ開催の米ツアー最終戦CMEツアー選手権を20日に終え、21日に現地をたち、シカゴ経由で前日22日夜に帰国し、そのまま羽田から宮崎入り。「まだ少し時差ぼけは残ってます。さっきひなたぼっこしてるときはめちゃくちゃ眠かった」と苦笑いするが、今大会がシーズン最終戦の思いもあり、モチベーションは高い。過去出場2回は19年2位、20年3位と相性もいい。

同世代の原英莉花との第1日ツーサムラウンドを「めちゃくちゃ楽しみ」と笑顔を見せた。「グリーンが高麗芝で例年通り硬く、ショットがかなり跳ねる。グリーン(のパット)は難しいし、グリーンを狙うショットも難しい。どれだけ乗せて、チャンスを決められるか。パー5でどれだけ(バーディーが)とれるか。楽しんでやりたいけど、内容も求めていきたい」とV争いに向けて意気込みを語った。