アマチュアの佐藤快斗(17=埼玉栄2年)が27位で出て、8バーディー、ノーボギーの64と伸ばして回り、通算14アンダー、202でホールアウトした。この時点で7位につけている。

「64」は大会新記録となるアマチュアの18ホール最少ストローク。「ティーショットが安定して、セカンドもいいところにつけた。リズム良くいけました」と声を弾ませた。

ホストプロ石川遼、賞金ランク1位比嘉一貴と同組。多くのギャラリーが見守る中、堂々のプレーを見せた。「もともと緊張しないタイプ」とした上で「2人の胸を借りるつもりでプレーしました。緊張は1番ホールくらい。いい緊張感もあって普段よりいいプレーができた」と手応えを口にした。

石川とは同じ埼玉県出身。「あこがれの存在です。スーパースターで目標の1人。いいショットには『ナイスショット』と言ってもらえました」とうれしそうに明かした。さらに「石川プロのスイングテンポが参考になった。ゆっくりトップで間を作っている。こういうスイングをしたいと思いました」と大きな収穫もあった。比嘉については「賞金王に近い存在。安定したショットを打ち続け、ミスも少ない」と話すなど、勉強になったようだ。

レギュラーツアーは3戦目。「前までフルショットに頼ってばかりいた。バリエーションが増えました」と成長を感じている。今後について「バーディーを多く取る選手が魅力的。バーディーをたくさん取れる選手になりたい」と話した。

最終ラウンドに向けて「自分のプレーに集中して戦いたいです」と初々しく意気込んだ。