3打差4位から出た永嶋花音(21=イントループ)は、4つ伸ばして追い上げたが、優勝した川崎春花に1打及ばず2位となった。5バーディー、1ボギーの68で回り、通算6アンダー、138。最終組の1組前でスタートし、最終組の川崎には2打差届かない状況で先にホールアウトした。だが川崎が18番パー4で第2打を池に入れるなど乱れ、2メートルのボギーパットを外して2打落とすことになればプレーオフ突入。その様子を離れて見守ったが、川崎が18番をボギーにとどめ、単独2位となった。

順位確定後、報道陣に対応し「(川崎が18番のボギーパットを)入れると思っていたけど、一応、可能性はあったので、心の準備はしていました。決めるのは、さすがですね」と、川崎の勝負強さを称賛した。ただ「今年初めて」と、プロになってからはなかったという、全18ホールでパーオン。ショットで一皮むけた手応えを感じている様子だった。

同学年で今季年間女王の山下美夢有が、購入後に躍進したことで話題となった、弾道測定器「トラックマン」を、永嶋も購入していたことを明かした。体力強化などを課題に挙げ「見ていただいているトレーナーさんが、プロ野球選手も担当されているので、オフはプロ野球選手と一緒に練習する予定です」と、心身ともに一回り大きくなって、来季の成長につなげることを誓っていた。