男子ゴルフで22年国内男子ツアー賞金王の比嘉一貴(27=フリー)が、4月に行われる今年のメジャー初戦、マスターズ(米ジョージア州)の出場権を初めて獲得した。

オーガスタ・ナショナルGCとマスターズトーナメントのフレッド・リドリー会長が5日(日本時間6日)、比嘉とアマチュアのゴードン・サージェント(米国)の2人を特別招待すると発表。出場すれば、比嘉にとってメジャーは、昨年の全英オープンに続く2度目の挑戦となる。

リドリー会長は声明で「世界中のアマチュアとプロ、両方のゴルフ向上を優先する」とした上で「2人のふさわしい選手を招待した」と、日本ツアーの賞金王に輝いたことを高く評価した。マスターズ出場には、前年12月末時点での世界ランキング50位以内などが出場資格としてあったが、比嘉は届かず現在68位。それでも22年シーズン終了後には、マスターズ開催前週までの同50位以内という資格を目指す意向を示しており、そんな中での吉報となった。日本勢では21年大会優勝の松山英樹が出場資格を有している。